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自己資本規制比率とは?


自己資本規制比率の意味、特徴などを分かりやすく説明しているページです。

自己資本規制比率は、FXをはじめ株式投資ネットバンク(銀行)、CFD業者など、金融商品取引業者に対して用いられる金融用語です。




自己資本規制比率とは?

自己資本規制比率とは、FX会社や証券会社など、金融商品を扱っている業者の健全性(安心して利用できる経営状況か)を測るための指標です。



会社が持つ総資本の中には、借金(負債)などの「他人資本(人から借りたお金)」も含まれていますが、この分を省いたお金が、自分のお金いわゆる「自己資本」と呼ばれるものです。


自己資本規制比率は、自己資本の中から固定的な資産(土地や建物など)を除いた金額を、起こりうる「リスク相当額」で割って算出した数値です。



自己資本規制比率(%)= 自己資本
(固定的な資産を除く)
×100
÷
リスク相当額




自己資本規制比率の義務

金融商品取引法では、銀行やFX会社といった業種に関わらず、この自己資本規制比率を120%以上に保つことを義務付けています。


もし、120%を下回ってしまうと、金融庁から業務改善命令が下され、無視した場合、あるいは、100%以下になると、3ヶ月以下の業務停止命令、または、登録取り消し命令が下されます。



140%以下 ← 金融庁に下回ったことを報告しなければならない
120%以上 ← 健全な運営を行うための最低ライン
120%以下 ← 業務改善命令を発動!
100%以下 ← 3ヶ月以下の業務停止命令、または、登録取り消し命令



なお、自己資本規制比率は、毎年3月、6月、9月、12月の四半期ごとに算出し、営業所やホームページ上など、公衆の面前で公開しなければならないというルールがあります。




FX会社と自己資本規制比率の関わり

自己資本規制比率は、FX会社、証券会社、銀行などの業種でも平均値が変わってくるのですが、FX会社の場合は、200%〜300%台が一般的です。


無借金や負債がほとんどないといった場合には、自己資本規制比率が500%や600%を超える優秀なところもありますが、反対に、200%を下回っているようならば、資金を引き出すなどして、そろそろ用心した方が良いと思われます(苦笑)。



自己資本規制比率が高いほど、もしFX会社がピンチになったときでも、自己資本でカバーするための資金力がたくさんある、ということですので、FX会社を選ぶときや、すでに資金を預けているFX会社がある場合は、なるべくチェックしておきましょう。




・・・ちなみに、「自己資本規制比率」とよく似た金融用語として、「自己資本比率」という言葉があります。

自己資本比率とは、金融機関が持っている総資本のうち、負債などの他人資本を省いた自己資本(純資産)がどれぐらいの割合かを算出したものですので、よく似た用語ですが、中身はまったく別物です(笑)。



自己資本規制比率の主な特徴
正式名称 自己資本規制比率
発表国 日本国内の金融商品取引業者
重要度
関連通貨
発表日 毎年
調査期間 毎年3月、6月、9月、12月(四半期ごと)
用語のカテゴリ 金融用語




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