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米ドルで利益を上げるには?アメリカドルの特徴とリスク


米ドルは、FXをはじめ、外貨預金や海外旅行などでもっともよく利用されている、流通量(取引量)の多い通貨です。

身近なところ以外では、貿易市場や金融商品の売買、投資を行う時などでも、米ドルで取引されることが多いことから、世界の基軸通貨(キーカレンシー)と呼ばれています。

アメリカ合衆国の国旗

米ドルの基本データ

国・地域名 アメリカ合衆国 (The United States of America)
首都 ワシントンD.C
公式通貨 アメリカドル (通称 : 米ドル)
通貨コード USD
人口 3億1694万2,000人(2013年現在)
国面積 962万9,091平方km (日本の25倍)
中央銀行 連邦準備制度
格付評価(S&B社) AAA
※S&B社(スタンダード&プアーズ)は、アメリカの格付け機関です。




米ドルの特徴

ドルには、米ドルのほかに、香港ドルやオーストラリアドル、ニュージーランドドルやカナダドルなど、いろんな種類のドルがありますが、“ドル”と聞いて、「あぁ、ジンバブエドルのことね」と思う人は、恐らく、いないと思います(笑)。


ドルといえば、アメリカ合衆国の公式通貨(通称:米ドル、USドル、USD)がすぐに浮かぶぐらい有名な通貨ですが、確かに、世界的にも中心的な通貨といえます。



その分かりやすい例として、日本は資源国ではありませんので、石油や天然ガス、石炭といった資源の多くは、サウジアラビアやUAE(アラブ首長国連邦)をはじめとする中東やオーストラリアなどから買い付けして、輸入しています。


本来なら、その国の商品を買うのですから、海外旅行のときと同じ要領で、サウジアラビアの通貨リヤドやUAEディルハム、豪ドルなどで代金を払うのが普通ですが、実際にはそうではなく、米ドルで取引されています。



というのも、米ドルなら世界中に流通していますし、持っていても損はない、つまり、価値があるとみなされているからです。



おとなりの中国や韓国など、ごく一部の日本人観光客が多い国であれば、時々、日本円でモノが買えるお店もありますが(笑)、普通は門前払いです。


さらにそれがリヤドやディルハムなどになると、ますます使い道は減りますから、国同士で金融商品を売買したり、貿易を行う時は、米ドルを用いるのが一般的です。




貿易取引通貨別比率(平成22年下半期)|財務省




なお、貿易通貨の9割は米ドルと言われていたほど、かつて米ドルの価値は高かったのですが、2008年10月のリーマンショック以降、その価値は一気に落ちました。


その代わりにユーロが出てきましたが、上の画像を見ても分かるとおり、先進国の日本でさえ、輸入時の決済通貨の約7割は米ドルが占めているほど、やはり米ドルの価値は高いと言えます。




ちなみに、こういった通貨を基軸通貨やキーカレンシーと言いますが、たくさんの国で取引時に利用されるほど安心、つまり、信用度が高い通貨ということですので、FX(外国為替証拠金取引)の市場でも頻繁に売買されています。




米ドルのリスク/注意点とは?

米ドルは、世界の基軸通貨ですので、FXや株式市場、債券市場などでも、戦争や紛争などの良からぬ事が起きた時は、「とりあえず米ドルや米国の金融商品を持っておけば安心だろう」と、“有事のドル買い”が行われていました。



しかし、これは昔の話です(;^_^A。



近年は、イラクへの対テロ戦争や、いまだに世界経済に大きなダメージを残しているリーマンショックの影響もあり、「有事のドル離れ」が起こるようになっているのです。


つまり、ドルの価値は下がり始めているということですね。



例えば、下のグラフは、BIS(国際決済銀行)によって調査された対外為替レートですが、黄色い線で示された米ドルの価値は、テロが起きた2001年頃を境に、ジワジワと下がってきているのが分かります。




実質実効為替レート BIS調べ




逆に、第二の基軸通貨として期待されているユーロ(青い線)は上がってきているのが分かります。



さらに、下の表は、1997年〜2009年までのアメリカの経済指標ですが、 2006年の経常収支は、約10年前の1997年に比べて約5.7倍の赤字増加、対外債務残高(外国向けの借金)も約2.4倍の増加と、少なくともここ数年の経済状況は悪化しています。




1997年〜2014年までのアメリカの主な経済指標

(単位:100万ドル、実質GDP成長率:%、失業率:%) 
JETRO(日本貿易機関機構)調べ




また、各国に経済的ダメージを与えた震源地ですから、世界中の投資家がアメリカ合衆国の経済情報に敏感になっています。


例えば、NYダウが2、3日連続して下落した時や経済指標の発表結果が予想よりも悪かった時などには、急いで米ドルを売って、他の通貨に避難する現象がしばしば見られるようになっています。



特に2010年に入ってからは、「有事の円買い」と呼ばれるように、特に大きな変化がない(逆に言えば、変化に乏しい、という見方もありますが・・・)日本の通貨がリスク回避のために買われるようになっています。




米ドルの強み

上の項目では、「貿易・経常収支の膨大な赤字」、「紛争や戦争によるリスク」、「ドル離れ」など、米ドルのリスク要素をいくつか挙げてみましたが、そうはいっても、いまだ米ドルが絶大な影響力をもっていることは確かです。


また、日本では米ドルに関する情報も入手しやすく、売買の判断材料を得やすいことからも、FXでは、やはり米ドル(特に、ユーロ/米ドル、米ドル/円)は人気通貨ペアです。




【 国別 国内総生産(GDP)ランキング 上位10位 】

(単位:10億米ドル)
IMF(国際通貨基金) 各国政府発表数値の集計レポートより




米ドルの本元であるアメリカ合衆国は、世界GDPの割合で全体の約23%を一国で占めているほど影響力は大きいので、ほかの通貨の取引を行う時も、アメリカの経済情報はチェックしておきましょう。




米ドルでの利益の出し方

米ドルは、なんといっても為替情報が入手しやすいことが一番の強みです。各FX会社でも、米ドルに関するレポートやニュースは毎日配信されていますし、テレビや新聞などでも、豊富に情報が流れています。


また、マネックス証券楽天証券といった外国株式投資ができる証券会社に口座を持っておくと、FXに直接関係する情報だけでなく、FXに影響を与えやすい株式市場や国債金利などの金融情報も入手できます。



また、米ドルは世界全体での取引量が多いため、一部の投資家などが米ドルをまとめ買いしたりしても、全体的な規模からすればわずかですから、為替レートが大きく上下するような影響も少ないため、比較的値動きが緩やかです。



こういった点から、米ドルは、


・ FXを始めたばかりの初心者
・ なるべく損失リスクの低い通貨で取引したい場合
・ 長期的に持っておき、スワップ金利目的の売買を行ないたい場合



などにも向いている通貨と言えます。





米ドルに強いFX会社

最後に、米ドルの取引を行うのにお薦めのFX会社ですが、米ドルは為替差益とスワップ金利と、どちらも狙いやすい通貨ですので、低コスト+高スワップ金利のFX会社を選ぶに越したことはありません。


スワップ金利狙いで取引する場合は、多少売買コストが高くても、高いスワップ金利がもらえるFX会社を選んだほうが良い場合もあります。



そうすると、基本的には高いスワップポイントで金利による利益を狙い、為替差益でもウマ味が出てきたら(あるいは損失が出たら)、すぐに格安手数料で売却するといった柔軟な取引ができます。




最近のFX会社をチェックしてみると、GMOクリック証券FX外為オンラインあたりがお勧めです。


これらのFX会社は、売買手数料が無料なのはもちろんですが、スプレッドが低く&原則固定となっていますから、取引時にかかるコストを抑えることができます。



また、米ドル以外の主要通貨(ユーロや豪ドル、英ポンドなどの)ペアも原則固定ですので、市場がよほど急激な変動をしない限り、人気通貨ペアがいつ取引しても最安スプレッドで取引することができます。




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参考 : 目先の数字に騙されない!スワップ金利の稼ぎ方
      : 米国の失業率 推移グラフ(2006年〜2015年)
      : 米国・日本・欧州・英国の実質GDP成長率 推移(2008年〜2015年)
      : 米国の新規失業保険申請件数 推移グラフ(2010年〜2016年)

      : 米国の小売売上高 推移グラフ(2008年〜2016年)
      : 米国の貿易収支 推移グラフ(2007年〜2016年)
      : 米国のISM非製造業景況指数 推移グラフ(2007年〜2016年)
      : 米国の中古住宅販売件数 推移グラフ(2005年〜2016年)


      : 米国の新築住宅販売件数 推移グラフ(2007年〜2016年)
      : 米地区連銀経済報告(ベージュブック)とは?
      : ユーロの特徴から為替の売り時・買い時をみる
      : ポンドの特徴 為替差益とスワップに強い通貨

      : オーストラリアドル 高金利な為替「豪ドル」の特徴
      : ニュージーランドドルの金利が高い理由とは?NZドルの特徴
      : スイスフラン 低金利通貨の使い方



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