マネタリーベース(ベースマネー)とは？

マネタリーベース(ベースマネー)とは？

マネタリーベース(ベースマネー)とは、日本銀行が発行するお札や貨幣、つまり、お金の合計です。

マネーサプライには、もともと世の中に出回っているお金の基となる通貨という意味があり、ユーロ圏など他国ではベースマネー、経済学書などでは、ハイパワードマネーと呼ばれることもあります。



なお、マネタリーベース(ベースマネー)の内訳を細かく分けると、

・ 日本銀行券発行高(紙幣)
・ 貨幣流通高(硬貨)
・ 日銀当座預金(民間の金融機関が持っている法定準備預金)

の３種類で構成されています。


分かりやすく言うと、日銀など国の中央銀行が発行する紙幣、貨幣、預金の合計です。

マネタリーベース(ベースマネー)とマネーサプライの関係

ちなみに、世に流通しているお金のうち、金融機関や政府などを除いた、民間、法人、個人などが持っているお金のことをマネーサプライと言います。

マネタリーベース(ベースマネー)	マネーサプライ
政府・金融機関	個人、法人等
日本銀行発行券(紙幣)	現金
貨幣流通高(硬貨)	準通貨(定期預金や外貨預金など)
日銀当座預金(民間の金融機関が持っている預金)	郵便局・信用組合・農協などに預けている預貯金や金銭信託

マネーサプライ(民間のお金)からは、国が発行したマネタリーベース(ベースマネー)(お金)がどのように流通したか、また、どの程度流通しているのかをみることができます。