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FX経済指標スケジュール 【2011年4月28日】


2011年4月28日(木)の経済指標発表スケジュールです。

このページでは、主にFXに関連した本日発表予定の経済指標を紹介しています。また昨日のFX市場での米ドル/円、ユーロ/円相場のまとめも掲載していますので、経済指標発表スケジュールとともに、FX取引の参考にして頂ければ幸いです。



前回の米ドル/円為替相場の動き

昨日の米ドル円相場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)を目前にして、追加金融緩和策第2弾(QE2)の6月終了との見方から、東京市場は小幅ながら米ドル売りが先行しました。


欧州市場に入ると、米格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が日本の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げたことや、GLOBEXのNYダウ先物が上げ幅を拡大したことで円売りへと発展し、一時82.70円付近まで上昇しました。



NY市場時間に行われたFOMCでは、政策金利が通り据え置きとなったことや、QE2の6月末終了など、予想通りの内容になったことから、ドル売りが強まりました。


また、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見でも、「FOMCは大幅な緩和政策を維持する。」と予想通りの発言を行ったことで、米ドル売り続伸となり、最後は82.10円で終了しました。




昨晩行われたFOMCの予想通りの結果を受けて、利上げ観測の後退から、米ドル売りが強まりそうです。ただ、震災による爪あとが根深い日本経済の復興も進んでおらず、積極的には買いづらいため、米ドル円は上値の重い展開となりそうです。




前回のユーロ円為替相場の動き

昨日のユーロ円相場は、FOMC発表を控えて様子見ムードとなり、東京市場は小幅な値動きで推移しました。


欧州市場では、日本の格付け見通しの引き下げを受けて、円売りが優勢となったことやGLOBEXのダウ先物が上昇したことでリスク選好の流れとなり、一時120.75円付近へと上昇しました。



NY市場に入ると、NY原油先物が急落したことを受けて、米ドル買いが強まりましたが、FOMCの発表が行われると、予想通りの内容になったことから、金利引き上げへの期待が後退。


対米ドルでユーロ買いが優勢になると、ユーロ円も連れて上昇し、最後は、121.38円の高値圏を保ったまま取引を終えました。




本日のユーロ円は、一時急落した原油先物が3営業日ぶりに反発したことや、連日株高で推移していることを背景に、リスク選好の流れとなりそうです。


また、米政策金利が据え置きとなったことで、対日・米との金利差から、相対的にユーロが買われやすくなる可能性があります。



【2011年4月28日(木) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




参考 : 経済指標カレンダー【2011年4月】発表予定スケジュール一覧
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